ONLINE EVENTにおけるデザインの可能性と体験の未来〜Designship2020〜本日はDesignship2020 にて登壇させていただきます。なるべく多くの方に届くよう、登壇内容の一部を事前に公開させていただきます。普段、マネジメント寄りの話が多い僕ですが今回は、コロナ渦におけるイベント需要として急速に広がるオンライン化の波を捉え、オンライン化によって「進化するデザイン」にフォーカスし、サイバーエージェントが9月に実施したオンライン版技術カンファレンスや、ABEMAにおけるサービスの進化と、世の中の様々な事例を交えながら、リアルからオンラインに進化する「需要」と「供給」の変化と、コンテンツとユーザーを紐づける「コミュニケーションのあり方」の今後の可能性についてお話しさせていただきます。24Oct2020design
デッサン力には、自力と他力がある最近、急な案件が同時多発的に起こってしまい、自分の手を動かさないと追いつかない状況が何度かありました。普段の業務では、アウトプットはなるべくメンバーにお願いして、ディレクションに回ることが多いわけですが、自分の手を動かすことでひとつ気づいたことがあるので今日はその話です。僕は常々メンバーに、自身のアウトプットに対して「客観的な視点」を意識するように伝えていますが、僕自身がアウトプットする際は、途中だとしても、人によく見てもらいます。僕は工業大学出身なのでデッサンに向き合った時間はそんなに多くないのですが、デッサンは、鍛錬によって絵がうまくなるのではなく、「ものを見て、気づく力」が身につくものだと思っています。いわゆる「客観性」です。...06Sep2020design
グロースにおいて重要なのは前向きな努力家毎月「サトウの日」という様々なサービスのクリエイターと現状進めているプロジェクトについてのレビューを行う会を実施しています。それぞれのフェーズは様々ですが、事業をよりグロースさせるためには、多かれ少なかれ、現状からの「無理」をしなければいけないフェーズがあると思います。それは、現状の仕事に対して・職域を広げるための無理・さらに質を上げるための無理・もっとスピードを上げるための無理・今できないことをするための無理・不安要素にあえて目を向ける無理など、「無理」にはいろんな種類がありますが、今回は「突発的な無理」についてです。とくに、我々がやっている運用して伸ばし続けることが重要な事業の場合、「無理をしてでもやらないといけないこと」は、日...16Jul2020design
リーダーシップは影響力リモートも明け、常態化に向けて世の中が進化する中、この先の事業成長をより明確にするために組織として振り切るべきポイントと、それを実現するための組織戦略についてメンバーと人員計画を立てながら議論しました。Q毎に立てている人員計画は、今後の事業戦略から描く理想の体制と、現状の体制とのギャップを理解した上で・メンバーをどの状態まで引き上げていくのか・組織としてどこに注力すべきか・理想とのギャップの埋め方というポイントについて議論し、メンバー毎の目標設定の難易度や、期待する部分などを明確にしていきます。その際によく議論に上がるのがメンバーの「リーダーシップ」についてです。週末に読んだ「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」とい...15Jun2020design
リモートにおける仕事の質先週はGWということで、積ん読の消化と長期化するリモート下におけるリスクについて思い巡らせた週でした。1on1で久しぶりに会話をしたメンバーとGW中の過ごし方や、延長されたリモート勤務についてざっくばらんに話す中で、各々、MTGやタスクの消化には慣れてきたものの、漠然とした不安を抱えている人も多かった印象があります。多分それは自身の「仕事の質」への不安だと思います。クリエイターは特に、自身のアウトプットを人目に晒し、様々な意見を元にスクラップ&ビルドを行いますが、リモート下では、フィードバックが希薄になったり真意の齟齬が生まれやすい場面も多く、それを補うために普段以上にコストがかかります。また、攻めの意識が鈍化しやすい状況下...18May2020design
オリジナリティのある目標設定先週はGW前の案件の追い込みに追われつつも20クリエイター向けのオンボーディングや、メディアクリエイターの目標設定レビューがありました。新卒向けのウェルカムスピーチでは「野望」の重要性について話しましたが、目標設定がうまく立てられない人は大抵が、「野望」と「宣言」が抜けている気がします。メディアクリエイター組織では、Q毎の目標設定の精度を上げるべく数年前からCM(クリエイティブマネージャー)間でメンバーの目標設定シートのレビュー会を実施するようになりました。ピープルマネジメントを担う上で属人化を防ぎ、どの組織規模でもメンバーに対して最適な目標設定が行われるように横の目を入れつつ、精度を上げていく仕組みです。その場でよく議論に上がるの...11May2020design
クオリティのための権限移譲と使命先週は、前期の査定フィードバックと今期の目標設定面談が多くありました。ここ数年はメディアクリエイター全員に対して、1人1人に直接査定のフィードバックを行なっていますが、非効率と言われればそれまでなのですが、マネジメントにおいて、僕はこの「1人1人に直接向き合う」ことを割と大事にしています。それぞれのクリエイターの成果と成長を、目標設定と振り返りを通して評価をし、クリエイターとしての「市場価値」と結びつける。半期を通して「今は届かないけど、頑張ったら届くかも」という、ストレッチできる目標をお互いに理解し、クリエイターとしての「実力値」をしっかりと上げていくためには1人1人に対してしっかりとフィードバックをし、①期待を上回っているポイン...26Apr2020design
ハマりやすい「思い込み」先日、前期の振り返りからのメディアクリエイター組織の次半期のマネジメント戦略と、戦術を決めるべくオンラインで合宿を行いました。全員の意識を統一し、論点にフォーカスするためにはアイデアのビジュアライズが重要になるわけですが普段はホワイトボードや付箋を活用するところをオンラインということでmiroというツールが活躍しました。https://miro.comデザインツールのfigmaもそうですが、リアルタイムで共同編集ができるツールの登場によりアイデアのプロセスが可視化されより早い段階でフィードバックが返せるようになりました。現在オンラインで開催しているクリエイターの新卒研修ですが、先日インフォグラフィックスの課題提出がありました。毎年み...20Apr2020design
フルリモート先週は、①事業、採用、育成についてのフルリモートに向けての準備②部署の事業成果に対する見立ての整理③アウトプットの精上げをメインで行っていました。特に①のフルリモートについての準備に関しては、社会人人生でみてもここまでの有事はあまり経験がなく、正直、どこまで準備しても不安になることが多かったです。新卒の研修内容をオンラインメインに切り替えたが、そもそものオペレーションに問題はないか?業務が回るように各自の準備を進めてきたが、それだけで事業成果が出せるのか?目標設定の時期がズレた場合組織の共通認識をオンラインで作れるのか?など、不測の事態に対して、頭のどこかで「まぁ、何とかなるだろう」という思いは危険で考え抜いたものであっても思い通り...05Apr2020design
イシを持つ半期の振り返りが終わり、来期に向けて事業、組織においての優先順位と、決断に追われた週でした。メンバーと話すなかで何度か「意思」というワードが出てきたので今回はその話です。仕事において、不測の事態はいつ起こるかわかりません。不測を減らすために、予め準備をしておけることもあります。しかし、大抵はその時に起こったことを一つ一つ解決するために決断力が求められます。もちろん、単に決断をすれば良いというわけではありません。最適な決断をするためには様々な情報を主体的に集約して、自分のなかで「意思」を明確にする必要があります。デザインも同じで、作り手の意思が明確でなければ「何のために」という目的がぶれ、最終のアウトプットに大きく影響してしまいます。...29Mar2020design
スピードとクオリティ?先週末に新卒クリエイター採用のUIDAの13期を行いました。初のオンライン開催となりましたが、メンター社員が積極的にコミュニケーションを取ることで、学生たちとの距離を埋められたのが良かったです。特に、オンライン解散後に行ったメンター同士の懇親会のライブ配信は学生からも好評でした。それぞれの学生からの質問に答えつつ、就活や課題の不安に対して親身に答え、それを沢山の学生が同時に聞けるというのはオンラインならではの大きな利点ですね。15Mar2020
テンの仕事今週の出来事を振り返ってみると何度か自分でもハッとする体験がありました。事業、クオリティディレクション、採用、組織マネジメントと、いろんな物事が同時に進み、常に何かに追われている感覚がずっとあり、集中力が分散している自覚と、とにかく走ることで紛らわせ、「後で全部まとめて整理しよう」という意識に追われた週でした。何か問題が起きたり、多くの物事のタイミングが重なった時にどうしても足元に気がとらわれてしまい、気がつけばその先を繋げられていないケースは多くあると思います。デザインも同様に、目先の表面的な「点」の解決手法としてではなく、デザインをツールとして扱い「課題」を解決するための手段として、その「課題」の前後の文脈を紡ぎながら「線」で考...07Mar2020design